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須坂市立東中学校では、生徒たちが「人、学校、地域、世界のために取り組みたいこと」を考え、同じ思いを持つ生徒同士でチームを結成。クラスや学年の枠を超えて、「SDGs」をテーマにしたさまざまなプロジェクトに取り組んでいます。

今回NAGANO SDGs PROJECT（NSP）が追うのは、「食」に関する取り組みを行うグループの10名の皆さん。保育園や幼稚園の委託給食をはじめ、施設の食事サービス提供や、食育の実施、レストランの運営など、食の素晴らしさを未来に伝えるべく県内外で取り組みを続ける「株式会社 ミールケア」さんとともに、同社の本社に隣接するビュッフェレストラン「みーるマ～マ」の新メニュー開発に挑戦します。

6月に開催した新メニュー開発会議では、須坂市の郷土料理「須坂みそすき丼※」やピクルス、おやきなど、生徒の皆さんからさまざまなアイデアが出ました。話し合いの結果、実際に店頭に並ぶのは「村山早生ごぼうのからあげ」と「ミニトマトのコンソメゼリー」に決定。

今回、生徒の皆さんが挑戦するのは試作品づくりです。同校の調理実習室で、ミールケアのシェフの方々に作り方を教わりながら、生徒の皆さんが育てたミニトマトと、地域で栽培された村山早生ごぼうを調理していきます。※みそ味の割下に村山早生ごぼうを入れたすき焼き丼

• 村山早生ごぼうのからあげ

村山早生ごぼうは、しっかりと味が染みるように叩いて繊維を壊し、しょうゆやみりんなどの調味料で味をつけながらよく煮ます。火が通ったら片栗粉をまぶし、カリッとするまで油で揚げて完成！歯ごたえがよく、村山早生ごぼうの香ばしさがより引き立つメニューとなりました。

• ミニトマトのコンソメゼリー

ミニトマトは丁寧に湯剥きをし、深めの小皿に盛り付けます。ゼラチンを混ぜたコンソメスープを流し込み、固まるまで冷蔵庫で冷やしたら完成！トマトが苦手な人でも挑戦しやすい、デザートのようにさらっと食べられるメニューとなりました。

限られた時間の中、役割分担をしながら効率よく2品を作り上げた生徒の皆さん。揚げ物や湯剥き、ゼラチンの調理など、難しい工程も協力しながら楽しみました。

試食の際には、野菜の歯ごたえや本来の味が分かる味付けに感動の声が上がりました。

2つのメニューは9月16日(土)～18日(月)の3日間限定で「みーるマ～マ」に並び、多くの人々が生徒さんの思いがこもった料理を楽しみました。

「人にも、環境にもやさしい食事」への工夫を大切にしているミールケアさんと、「たくさんの人に、おいしい地元野菜を食べて健康になってほしい」と願う生徒の皆さん。優しい思いが重なり合ってたくさんの人々を幸せにする、素敵なコラボレーションとなりました。ご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました！