文化学園長野高等学校1年1組7班
ターゲット5
自分たちにできる身近な問題だと思ったから
私たちは、2学期、夏休み明けから『総合的探求の時間』を利用して、学年全体でSDGsの問題に取り組み始めました。17のゴールの中から、各グループ共通のターゲットを絞り、今回、上記のテーマを決定しました。
まず、初めにSDGsとは何か、そして、私たちが掲げたテーマの実態を、より正確に、多角的に知るために仲間とともに調べ学習、グループ討議、2月の校内プレゼンテーションを通して、他人ごとではない自分たちの問題として情報発信をしたいと考えています。
テーマを実行するために、現在予定している活動計画は
1.外部講師によるSDGs講演会
2.カードゲーム、ワークショップ等を通して、SDGsへの理解を深めたり、ともに活動する仕方を身につける
3.グループ討議(情報収集、整理・分析)
4.プレゼンテーション(まとめ・表現) テーマ課題解決の具現化(2月)
過労死、過労自殺の実態
1.研究の目的・動機
現状ではブラック企業、日本の過酷な労働に問題点がある。
自ら進んで行った残業ではなく、上司や会社に強いられて自分の意志ではないのにサービス残業・違法労働・過重労働によって自殺者が増えているのは、強制労働に近いのではないかと考えられる。
2.研究結果
グラフから…
・過労死は一回減ったが、また増えてしまっている。
・過労自殺は減ってきているが、完全になくなってはない。
過去の過労自殺の例
2015年 高橋 まつりさん(24)の過労死があった。
残業は月105時間だったらしい。
東京大学を卒業後、電通という会社に入社したが、過酷な残業が原因で自殺。
まつりさんの過労自殺があった2年前にも同じく電通に勤めていた男性社員の自殺もあった。
現場の工夫で残業が減った事例.
1.ビッググローブ株式会社
社員が朝のミーティングでその日の退社時間を宣言。
アジャイル開発[機能単位の小さいサイクルで繰り返す]個人の1週間の業務計画を所属チームが把握。
チーム内で声を掛け合い、早く帰る日や残業する日を決めている。
バランスの取れた仕事になるように自らがコントロールする政策。
2.株式会社クラシコム
18時退社を目標に掲げて、就業時間の中でいかに効率よく仕事ができるか社員が考え実行する。
社員が率先して定時退社するするほか、残業している社員に声をかける。
3.SCK株式会社
健康経営をモットーに長時間労働の削減に取り組んでいる。社員自身の仕事の在り方を考える機会を与える。
(帰り時間提示・立ち会議を導入)
残業しなくても残業代がインセンティブとして(月給とは別に支払われるボーナス)支払われるというユニークな取り組みによって、残業が減ったことで、社員のストレスによるメンタルヘルスも改善された。
4.カルビー株式会社
残業時間の削減を含めた働き方改革を推進。
トップが率先して社員に早い退社を促す社内のインテリアをガラス張りにしたり、社員が座る席をある一定時間変えて、あえて落ち着かない環境にしている。
成果を上げられれば、出社や退社時間にはこだわらないというトップの決断は、社員にとって不要な作業をなくし、仕事のスピードと効率を上げることに成功した。
過労死が増えてきているので、現場の工夫で残業が減った事例のような工夫をいろいろな企業で取り入れるべきだと思った。
例にも出たように月の残業時間が100時間以上など、違法な残業、過重労働により亡くなっている人が絶えない。
労働基準法についてより深く知る。