文化学園長野高等学校1年2組7班
ターゲット6
最近、あおり運転や高齢者による事故が増加傾向にあり、それを防止するために何ができるか考えたいと思ったから。
私たちは、2学期、夏休み明けから『総合的探求の時間』を利用して、学年全体でSDGsの問題に取り組み始めました。17のゴールの中から、各グループ共通のターゲットを絞り、今回、上記のテーマを決定しました。
まず、初めにSDGsとは何か、そして、私たちが掲げたテーマの実態を、より正確に、多角的に知るために仲間とともに調べ学習、グループ討議、2月の校内プレゼンテーションを通して、他人ごとではない自分たちの問題として情報発信をしたいと考えています。
テーマを実行するために、現在予定している活動計画は
1.外部講師によるSDGs講演会
2.カードゲーム、ワークショップ等を通して、SDGsへの理解を深めたり、ともに活動する仕方を身につける
3.グループ討議(情報収集、整理・分析)
4.プレゼンテーション(まとめ・表現) テーマ課題解決の具現化(2月)
近年増えつつある高齢者ドライバーによる事故を中心に、煽り運転や文化学園の生徒が関わった交通事故などを調べた。
結果とすれば、交通事故自体は減っているものの、そのうちの高齢者による事故は増加傾向にあること(政府統計「道路の交通に関する統計」より)や煽り運転の原因が煽られる側にもあること、この学校では今年度だけで交通事故件数が15件にのぼっていることなどがわかった。
そして高校生の興味を引くため、事故を起こした場合や交通ルールを破った場合の罰金例を調べた。街で見かける自転車の2人乗りなどは、高校生でも2万円近くとられてしまうことがわかった。また、自ら事故を引き起こし、相手に重大な障害を負わせてしまった場合は、約5000万円程度は払わなければならないこともわかった。
高齢者事故は、少子高齢化による町の過疎化や、核家族化により自ら車移動でなければ生活必需品を手に入れることができない状況が引き起こしているのだと学んだ。
煽り運転は、「追い越し車線の居座り」や「後ろの車に追いつかれても道を譲らない」などの煽られる側の高速道路走行中のマナー違反によって引き起こされる場合が多く、加害者・被害者の断定が困難になることがほとんどだと分かった。
文化学園の学生が関与した交通事故は15件以上と多く、あまり交通ルールが守られていないということが分かった。文化学園の学生が被害者だけでなく加害者になってしまうこともある。例として並走運転や信号点滅時の駆け込み運転などの原因が多くなかでも1年生の交通事故が多いことが分かった。
上記3の学びを生かし、まず我々がしなければならない行動は、高齢者に運転をさせないために定期的に家族が買い出しに行ったり、煽り運転をされないように高速道路や一般道での交通ルールを再度確認し煽られた場合に絶対に被害者と言い切れる状態にして置き、ドライブレコーダーで証拠を押さえておくなどの日常的な意識の範囲内で思いつくような、そして今この瞬間からでも実行できる簡単なことだと思う。
そして、文化学園の事故件数を減らすためにすべきなのは言うまでもなく交通ルールの徹底だと思う。