ミールケアでは、3つの取り組みを通じて、 日本食の素晴らしさを未来に伝えようとしています。
1つ目は「安全でおいしい給食を届ける」こと。同社では、地域の 保育園・幼稚園に毎日5万食もの給食を提供しています。
主食は「金芽米(きんめまい)」。玄米と同等の栄養価を持ちながら、白米のように食べやすいと子どもたちに大人気。さらに無洗米なので水質汚染を防げるお米です。
2つ目は「食育のプロを育てる」こと。子どもたちが楽しく食について勉強できるよう、 畑でのイベント、劇の公演、親子クッキングなどの活動を続けるなかで、 食に関する深い知識を持ち、 わかりやすく伝える食育の先生「考食師(こうしょくし)」の資格を立ち上げました。半年程度の養成講座を受け、認定試験に合格すると取得できます。
3つ目は「さまざまな人が働きやすい制度を整える」こと。
同社には、高齢者や障がい者が、自分の得意なことを活かして働ける「ミールマイスター制度」があります。
また、女性が活躍できる会社を目指し、女性の採用や役員登用を積極的に行っています。
人事総務部の牧野哲雄さんは、「健康的な食事の提供は、地域の未来を育てる第一歩。子どもたちに『食』の大切さを伝えるためにも、 働く環境を整え、今の活動を継続することを大切にしたいです」と語ります。
※NAGANO SDGs PROJECT発行冊子「長野みんないろんなSDGs 2019-2020」から抜粋