文化学園長野中学生徒会 放送委員会
インターネットやスマートフォンの普及によって多くの物事に興味関心を持つことが容易になった世の中で、価値観のぶつかりあい、意見の食い違いが起こりやすい。そのため、いじめや差別といった摩擦が生じやすいと感じる。この意見の相違による争いをなくし、互いに受け入れられるような尊敬し合える関係を作るために、このようなテーマを設定した。
◎座談会「いいとこさがし」の実施。
「自分、他人、長野」の順でいいところを出し合い、そこから「自分、自分たち、長野」のいいところを活かして何ができるのかを考える。(時間が余るようであれば、自分の趣味や好きなことはSDGsにどのように活かせるかを考える)「自分、他人、長野」のいいところを探し合うことで、互いに尊敬し合う心を育む。
◎座談会の実施イメージ
1.自分のいいところや他人のいいところを考える(多ければ多いほど良い)。
2.グループごとに自分のいいところを発表し、意見交換をする。
3.次に2をふまえて互いのいいところを発表し合う。
4. 1~3をふまえて「長野」(自分の住んでいる地域でも良い)のいいところを話し合う。
5. いいところをふまえて自分たちが(自分、他人、長野)SDGsのためになにができるかを考え、
紙(データ)にまとめる。
■座談会「いいとこさがし」
本校執行部、評議委員会とともに「2019年国際キャンペーン座談会&講演会」を運営。
その中で本企画をアイスブレイクとして実施。
〇活動の詳細
「四つの角」[ゲーム]-生徒に質問を提示し、その質問において、A,B,C,Dの選択肢を選択してもらう。それぞれA,B,C,Dのアルファベットが書かれた紙が部屋の四隅に貼ってあるので、自分が選んだ選択肢(A,B,C,D)の紙が貼られた角にそれぞれ集まってもらう。
「四つの角」[シェア]-上記活動において、なぜその選択肢を選んだのか何名かの生徒に質問する。
「いいとこさがし」[探求]-同じ選択肢に集まった生徒同士で、近くにいる、二人以上、一人につき三つの「いいとこ」を探してもらう。
「いいとこさがし」[シェア]-上記活動の結果を何名かの生徒に発表してもらう。「いいとこ」を挙げてもらった人にも感想を求める。
〇「四つの角」質問一覧
質問1:ドラえもんの秘密道具の中で、あなたが欲しいのはつぎのうちどれですか?
Aどこでもドア Bタイムマシン Cタケコプター Dもしもボックス
質問2:あなた自身を色に例えると、次のうちどれが当てはまりますか?
A黒 B白 Cどちらかといえば黒 Dどちらかというと白
質問3:あなたは次のうちどれにより多くの時間を費やしていますか?
A勉強 B部活 C屋内での趣味 D屋外での趣味
質問4:あなたは次のうちどれが一番大切だと思いますか?
Aお金 B自由 C健康 D愛
■認めることの大切さ、認め合うという行為は様々な価値を生むと感じた。主に以下の2点を感じた。
①豊かな自己開示をすることで、共感が生まれ共同へと発展する(「鬼滅の刃30秒プレゼン」にて)
②お互いを承認しあうことで、自己肯定感の向上、他人への信頼感から「みんなにも楽しんでほしい」「仲間として協力したい」という協調性が生まれる。活動の質、効率の向上につながる(「コミケット精神」)
■ファシリテーターとして
企画を運営する際、理由などを尋ねると、「適当」だとか「なんとなく」などという答えがかえってくることがあった。そのようなときは「~ということかな?」と例などを提示するなど、ぼやっとした気持ちを具体化させることが、「共有の場」においてのファシリテーターの役割なのだということが分かった。
①宣言書に記載した通り座談会「いいとこさがし」の実施
②趣味を認め合う交流の場を設ける(仮コミックマーケット)
③意見討論会の実施(議題は簡潔で学生らしいもの、お互いの意見を知る)
③外国の方との交流会(よりグローバルな意見を)