佐久平総合技術高等学校 農業科
コーヒーチェーン店の方から相談があり、農業科の各コースごとにコーヒー粕を活かす方法を 模索することで、目標達成に貢献できると思ったから
コースごとに学んでいる内容が違うので、畜産や生産部門等、それぞれの立場からコーヒー粕を活かす研究を行う。途中、コーヒーチェーン店の方に学校に来ていただき、連携しながら研究を進める。
コーヒーチェーン、スターバックスコーヒーの方から相談を受け、コーヒー粕を有効活用する方法をコースからの視点で研究してきた。ある部門だけでなく、野菜、食品、畜産それぞれの視点からの研究は以下の通りである。
水耕栽培ハウスにおける夏秋イチゴ栽培と廃棄物利用、食品廃棄物を使ったスイートコーンと赤カブの栽培試験
コーヒー粕堆肥を使用したホウレンソウの生育調査、肉豚の飼育におけるコーヒー粕の利用、タンニン鉄を利用した牧草及び野菜の生育調査、コーヒー粕を利用したサイレージの調整、薬用ニンジンの培地の違いによる栽培比較試験(コーヒー培地利用)、廃棄物の有効利用~コーヒースモークウッド作り~、コーヒー粕の有効利用~タンニン鉄が植物の生育に及ぼす影響について~、エサによるフナへの影響
今まで本校では様々な研究が行われてきたが、1つの材料に着目し、それを複数の学科・コースからアプローチしている研究は行われてこなかった。まだ解明されていないことも多くあるため、さらに研究を進め、ある程度結果が出たところで社会に発信していかれればと考えている。
今回の活動によって、SDGsのどの目標にどれだけ貢献できたのかがはっきりしない。今後は、その指標をつくるなどして目標値や貢献度を見える化する手段を考えたい。