上田市立南小学校 6学年
SDGsのことをよく分かっていない人が多いことを知り、私たちがふだん生活している学校の中でもSDGsに関する事柄多いことに気づいた。日常の児童会活動や普段の生活の中にSDGsを取り入れたら、多くの人に知ってもらえるのではないかと思った。
○個人追究活動・・・各クラス内で、目標ごとにグループを作り、自分たちが所属する児童会とリンクさせながら調
べ学習を進める。(清掃委員会・・・ゴミ問題 給食委員会・・・食糧問題など)
○グループ活動・・・グループに分かれて、調べていて興味を持ったことやさらに詳しく知りたくなったことをまとめ、今
の自分たちにできそうな課題や活動を見いだす。
○発信・・・調べたことや児童会でできそうな活動などをパワーポイントなどにまとめて全校の人に知ってもらう。
また、学習発表会などで保護者に向けて発表しようと考えている。
○SDGsの学習を進めていく中で、SDGsが掲げている目標の重要性を理解した児童たち。自分たちができることについて話を進めた。話し合いを進めていく中で、「学校の中でどれくらいの人がSDGsのことを知っていて、理解しているのか」という疑問にぶつかった。さらに、自分たちはSDGsのことをどのくらい理解しているのかという思いも生まれた。
○まずは、SDGsのことを知るための活動が始まった。書籍、テレビ、インターネット、雑誌などを使い、調べるうちに、知らないこと・新たに気づいたことに出会った児童たちは、自分たちが体験したその感動や衝撃を伝えたいという気持ちが高まった。そこで、同じテーマについて興味や関心を持った者同士がグループになり、調べ学習を進め発信することがSDGsの活動を進めていくうえで重要であるという考えに至った。
○時間の限られている中で調べ、衝撃を受け、さらに調べていく活動を重ねた。自分たちが調べたことを何か形にあるものに残すことを考え、各グループごとパワーポイントにまとめて発表することを考えた。しかし、発表の場がなかなか持てずにいたところ、学校内で同じようにSDGsについて学習を進めている4年生に最高学年として考えてきたことを伝えることにした。
○児童たちは自分たちの思いをどのように伝えればいいのかを考え、食品ロスについて調べたグループは給食委員会のポスターとコラボして残食ゼロを呼び掛けた。水の大切さについて調べた児童は、水の大切さを身近に知ってもらうために身近なデータを表示し、ポスターとして水道に掲示する活動を考えた。
○自分たちが当たり前だと思っていたことが、恵まれていることに気づき、世界には想像を超える生活をしている人の存在を知ったことで、自分たちにできることは何かを真剣に考えられるようになった。
○ふだんの生活の中でできること(残食ゼロ、節水、節電)を通し、小さなことの積み重ねが大きなことにつながることを実感した。一方で、SDGsが掲げる目標が簡単に達成できないという難しさを実感した児童もいる。小学生である自分ができることに限界はあるものの、できることを考え行動する気持ちが芽生えた。
○環境問題や省エネルギーなどに関心を持った児童が多くなった。テレビで環境について扱っている番組を見つけると、欠かさずチェックし、その番組で得た知識を翌日、担任に報告する姿など、子どもたちの意識が変わったように感じた。
まだどこか、他人事であったり、遠い国の出来事というイメージが捨てきれない児童がいる。より実感できる体験学習や出前授業などを通して世界を感じさせたい。今回学んだことを今後に人生や中学校生活で生かしてほしい。