長野高等学校 2年 4組 7班
食品ロスが問題となっている社会で、現状を把握し、自分達にできることがないかと思いました。
1.フィールドワーク
・企業訪問
2.校内課題研究発表会
3.台湾研修
・台湾高校生へのプレゼンテーション
私たちは、企業からの食品ロスに視点を当て、食品ロスの削減を目指して活動してきました。日本では年間約645万トン、世界では年間約13億トンと世界の食品生産の三分の一が廃棄されています。SDGsでは、2030年までに世界全体の一人当たりの食品ロスを半減させることを目標としています。それを達成するための解決策を探るために、東京都にある、セブンーイレブン・ジャパンさんの本社の吉川一嘉様とみなとく株式会社の沖杉大地様にお話を伺いました。そのなかで、まず第一に消費者の意識を変えていかなくてはいけないということを感じました。そこで、次のような解決策を考えました。
1.新聞やテレビなどのメディアでの報道
まずは、食品ロスが重大な問題であることを消費者の方々に知っていただくことが第一だと思いました。食品ロスは消費者一人ひとりが意識していかなければ、解決できない問題です。
⒉飲食店などでのドギーバッグの導入
日本では、衛生問題などの理由から飲食店から家への持ち帰りができません。しかし、海外では食品の持ち帰りはよくあることです。持ち帰ってからすぐに食べたり、もう一度火を通すなどすれば、問題ないと思います。
3.賞味期限について
ほとんどの人が賞味期限が切れると、すぐにその食品を捨てる人がいると思います。しかし、賞味期限とは企業が「その期間内であればおいしく食べられるということを保証する」という期間の事です。つまり賞味期限が切れてしまったらすぐに食べられなくなるわけではありません。賞味期限だけでまだ食べられるかどうか判断するのではなく、自分の五感や経験から判断していくべきではないでしょうか?
これらの提案をまとめ、台湾の高校生に食品ロスの現状と解決策を発信してきました。
食品ロスというのは、一人ひとりが大量に出しているわけではなく、様々な人が少しずつ出しているものです。つまり、それを減らすのも一人ひとりが少しずつでも気を付けていけば解決に向かうのではないかと思います。
実際にいろいろな方に現状を知ってもらい、行動にうつしていく。