佐久長聖高等学校2学年 ぶんけいと地球を守ろうの会
道路・川・山などに捨てられていたごみを見て少し悲しくなったから。
・海洋ゴミやポイ捨てされたごみを回収する活動に参加する。
・ポイ捨て禁止等の啓発ポスターを作成し、意識を高める。
・不法投棄禁止に関する法律を知る。
・3Rを実践する。
※コロナ禍であることから、大規模な(外での)調査はできませんでした。
不法投棄には、一般廃棄物と産業廃棄物の分けがあることを知り、それぞれの廃棄物がもたらす例をインターネットで調べました。
私たちは、空き缶や空き瓶などの一般廃棄物に馴染みがありましたが産業廃棄物と私たちにどのような関係性があるのかを学ぶことができました。
■SDGsに関する文献や記事を閲読しました。
(一般廃棄物と産業廃棄物)
産業廃棄物は、家屋の解体や道路の補修等に伴う廃棄物です。令和3年7月の伊豆山土石流災害では、建物を解体した産業廃棄物を不法投棄し、そこに盛り土をしたとも言われています。そのことから、同災害は人災であったと学びました。
(海洋汚染と不法投棄)
ポイ捨て等による不法投棄によって、廃棄物が漂流・漂着ゴミともなりえることを学びました。その廃棄物が海の中に広がってしまうと、海洋生物の生活環境を変えてしまい、ゴール14の「海の豊かさを守ろう」にも関わります。
海のゴミの約1/10がタバコの吸い殻であったそうで、身近なゴミと海洋汚染がつながっていると学びました。
■不法投棄に関する法律を学びました。
不法投棄に対する罰金刑の額は最大1億円であり、個人が不法投棄した場合5年以下の懲役または1000万円以下の罰金であると学びました。また、ポイ捨ては、軽犯罪法における触法行為であり、不法投棄が重大な犯罪であることが分かりました。
■ポイ捨て禁止ポスターの作成
私たちのグループは、スマホなどの電子機器のポイ捨てに絞ってポスターを作成しました。電子機器にはレアメタルが含まれており、ポイ捨て(不法投棄)によって都市鉱山が発生していることを学びました。電子機器は家電量販店等に設置されている回収ボックスに入れる必要があると学びました。
■1年生への発表
私たちが調べたことをPower Pointにまとめ、1年生にプレゼンテーションしました。産業廃棄物がもたらす被害やポイ捨てが重大な犯罪であること、私たちが持つべきSDGsに対する意識を知ってもらうことができました。また、1つのゴールが異なる複数のゴールにもつながることも具体例を交えて説明できました。
あまり身近ではないと思っていた産業廃棄物の不法投棄も災害につながってしまったり、身の回りにあふれているタバコのような小さなゴミの不法投棄(ポイ捨て)が海洋汚染などにつながってしまったりすることを学びました。私たちが少し意識を変えるだけで、不法投棄などはなくなり、海洋汚染や災害などの地球規模の環境保全にもつながると思いました。
・ ポイ捨てをしない。
・ 多くの方に不法投棄が持たす被害を理解してもらい、不法投棄禁止の意識を高める。