文化学園長野中学校


文中発「脱レジ袋」!新聞紙エコバッグ大作戦(プロジェクト)

【テーマ(目標や課題)を選んだ理由】

【きっかけは「レジ袋有料化」、そしてゴールは「SDGs」!】

 

今年7月から、レジ袋が有料化されることを受け、プラスチックごみの廃棄問題に着目し、「レジ袋の削減」を宣言の中心にすることが決まりました。 無料で配布され、軽くてなんでも入れられるレジ袋は、人間にとっては非常に便利です。しかし、山や川で投棄されたレジ袋は、やがて海に流れ着き、海洋生物がクラゲと間違えて食べてしまったり、体に絡みついたりして、命を落とすことが大きな問題になってしまいます。

また、レジ袋だけではなく、プラスチックごみ全体の大きな問題として、これらが細かく砕けた時にできる「マイクロプラスチック」が、魚などの体に蓄積することで悪影響を与えたり、その魚を人間が食べたりすることへの危険性も問題視されています。土壌中でも自然に分解されないため、何百年と残り続けます。

そこで、文化学園長野中学生徒会の具体的な活動として、オリジナル「エコバッグ」を作成し、販売することを考え始めました。

【テーマを実行するには(方法など)】

まず新品の植物が原料であるコットン(木綿)製のエコバックを作る案が出たのですが、エコバックは本当に「エコ」なのかという疑問が浮上しました。今まで当たり前だと思っていたことを一度疑ってみる批判的視点をもち、さらに皆で話し合いを重ねました。

  • エコバッグは本当に「エコ」なのか、探究する。
  • 探究結果を受けて、事実を知る。(課題発見)
  • もっと環境のことを考えたバックはないか追究する。
  • 環境の「4つのR」を定義する。
  • リサイクル材料を探る。(課題発見)
  • ついに、素材決定。

 

リサイクルされた紙で作られている「新聞紙」をさらにリユースすることで、ゴミのリデュースを行うこともできる「新聞紙で作ったエコバッグ」を作成することに決定。

これを学校・地域のパートナーシップで実行します!

 

  • 9/12(土) 「ワールドフェスタIN 長野 2020」長野市セントラルスクエアで開催されるイベントで、すべての来場者へ、会場内の買い物等に使っていただく「新聞紙 エコバッグ」を配布する。
  • 地域の方々の協力を得て、活動が「自分のモノ、みんなのモノ」になることを意識する。
  • 活動を振り返る。(課題発見)
  • 今後、どう持続するか更に話し合う。

活動報告

活動内容

【きっかけは「レジ袋有料化」、そしてゴールは「SDGs」!】


2020年7月から、レジ袋が有料化されることを受け、プラスチックごみの廃棄問題に着目し、「レジ袋の削減」を宣言の中心にすることが決まりました。 無料で配布され、軽くてなんでも入れられるレジ袋は、人間にとっては非常に便利です。しかし、山や川で投棄されたレジ袋は、やがて海に流れ着き、海洋生物がクラゲと間違えて食べてしまったり、体に絡みついたりして、命を落とすことが大きな問題になってしまいます。


また、レジ袋だけではなく、プラスチックごみ全体の大きな問題として、これらが細かく砕けた時にできる「マイクロプラスチック」が、魚などの体に蓄積することで悪影響を与えたり、その魚を人間が食べたりすることへの危険性も問題視されています。土壌中でも自然に分解されないため、何百年と残り続けます。


そこで、文化学園長野中学生徒会の具体的な活動として、オリジナル「エコバッグ」を作成し、販売すること考え始めました。まず新品の植物が原料であるコットン(木綿)製のエコバックを作る案が出たのです。ところが、エコバックは本当にエコなのか?という疑問が浮上しました。


今まで当たり前だと思っていたことを一度疑ってみる批判的視点をもち、さらに皆で話し合いを重ねました。


①「エコバッグは本当にエコなのか」探究する。

②探究結果を受けて、事実を知る。(課題発見)

③もっと環境のことを考えたバックはないか追究する。

④環境の「4つのR」を定義する。

⑤リサイクル材料を探る。(課題発見)

⑥ついに、素材決定。


リサイクルされた紙で作られている「新聞紙」をさらにリユースすることで、ゴミのリデュースを行うこともできる「新聞紙で作ったエコバッグ」を作成することに決定。


これを学校・地域のパートナーシップで実行します!


⑦9/12(土) 「ワールドフェスタIN 長野 2020」(長野市セントラルスクエアで開催)で、すべての来場者へ、会場内の買い物等に使っていただく「新聞紙エコバッグ」を配布する。

⑧来場者へ、作り方の指導をする。

⑨地域の方々の協力を得て、活動が「自分のモノ、みんなのモノ」になることを意識する。

⑩活動を振り返る。






 


活動後】


・ 中学全体で、「新聞紙エコバック」を作成し当日500枚程度を配布することができた。

・ 多くの来場者にそれを使ってもらい、快い賛同を得ることができた。

・ 来場者の方にも、今の現状(レジ袋削減の重要性)を理解してもらい、少しでも当事者意識をもってもら


えた。


活動を通して学んだこと・感じたこと

【新たな課題発見へ】


・来場者の何人かの方から「どうせ捨てるのになぜエコなの?」という声を頂いた。「なぜ捨ててしまう新聞紙エコバックが重要なのか」という質問に答えることができず困ってしまった生徒もいた。

➡理解不足もある。


個人には気持ちの温度差がある。

そこをどう埋めるか、今後持った話し合いが必要だ。


 


・生徒の中から「新聞紙エコバックをもっと広めるにはどうしたらいいだろう?」という声が上がった。

➡もっと地域の方たちに知って頂くため、学校近くのスーパーやコンビニに設置してもらおう。➡どうやって?

もっと話し合いが必要だ。


今回の活動から考えられる次の行動

①新生徒会執行部に本年度の課題を引継ぐ。

②『地域づくりへの貢献』という視点で、「人びとの価値観を変える」ところまで追究していく。

③文献や調査のデータなど、エビデンス(根拠)に基づいた探究をしていく。

・県立長野図書館の利用

・紙の耐久性実験

・環境に良い紙×耐久性の良い紙の研究 等