東御市立祢津小学校6年
・海洋生物が、プラスチックゴミを食べてしまっている現状を知った。そして、長野県には海はないが海につながっている川があり、その川からゴミが海に流れ出ていることがわかった。自分たちにできることは、海に到達する前にゴミを減らすことが必要だと思ったから。
・昨年度の6年生が、総合的な学習の時間で行っている「ふるさと学習」の中で、「東御市をPRしよう!」となったが、町にゴミがたくさん落ちていることに気づいた。こんなにゴミが落ちている町に、人を呼べない。ゴミを拾ってきれいな東御市にたくさんの人を呼びたいと言う思いで始めた「ゴミ拾い登校」。今年度もその思いを引き継いで、6年生がゴミ拾いをしながら登校しています。
・月2回くらいのペースで、ゴミを拾いながら登校する「ゴミ拾い登校」を実施している。
・ゴミ拾い担当の児童たちが中心になり計画と実施。
・市内の他の小学校にも呼びかけ、ゴミ拾いの協力をお願いした。すでに1校から実際に実施してみたという報告を受けた。みんなで協力してやりたいと返事をもらった。
・ポスター担当グループ、チラシ配布グループ、動画グループに分かれ、多方面から呼びかける準備をしている。
・月2回くらいのペースで、ゴミを拾いながら登校する「ゴミ拾い登校」を実施。
⇒少しずつではあるが、大きなゴミが減ってきている。また、小学生がゴミを拾って登校している姿を見た地域の方も朝ゴミを拾うようになり、地域に影響を与える活動になってきている。
・市内の他の小学校にもゴミ拾い登校の呼びかけをした。(Google Meet、手紙など)
⇒市内4校でゴミ拾い登校を同時開催した。ゴミ拾いの前日と終わった後に、オンラインで報告会を行った。同じ意思を持って取り組む事ができた。
・ゴミ拾い大会の実施。
⇒休日を利用し、保護者同伴で通学路以外のゴミを拾いながら、学校まで来る「ゴミ拾い大会」を実施。いつもの通学路以外の道にはまだまだゴミがあることに気づいた。
・ポスター班、チラシ班、動画班、他校との交流班、ゴミ拾い班多方面からの呼びかけを行った。
⇒ポスター班:市内の施設、学区内のゴミステーションに、ゴミについてのポスターを掲示した。
チラシ班:東御市の特産物を紹介すると共に、ゴミ拾いの活動をしていることのお知らせを載せ、ゴミのポイ捨てをしないで欲しいことを呼びかけた。
動画班:それぞれの班の活動をタブレットで録画編集。NHKやUCVの放送で活用してもらった。
他校に協力を呼びかける班:ゴミ拾い登校について他校へ手紙を書いたり、報告会では代表で報告をした。
ゴミ拾い班:ゴミ拾い登校、ゴミ拾い大会の計画、とりまとめ。
昨年度からスタートしたゴミ拾い登校。「東御市内の小学校がみんなでゴミ拾いをすれば、祢津以外の地区もきれいになるのでは?」という子どもたちのつぶやきから、他校に呼びかけ始まった市内4校でのゴミ拾い登校。同じ時間に仲間が頑張っていると思うと、より一層意識が高まっていた様子。オンラインで報告会をすることで、お互いの活動の様子や顔が見えることもよかった。活動を見た地域の方が、朝ゴミを拾う姿があった。市の生活環境課もこの活動に賛同し、市報に取り上げてもらい市民に周知するに至った。自分たちの活動が、地域の方を動かし影響を与えることができたことを知った子どもたちはとても喜んでいた。
ゴミは少しずつ減ってきているが、これからもこの活動を後輩にも引きつぎ、6年生としても児童会活動としても続けていき、きれいな東御市にしていきたい。