NAGANO SDGs PROJECT主催

実施報告


団体名: JICA東京 長野デスク

開催概要

2024年11月6日(水) 安曇野市立堀金中学校で出前授業を行いました。

掲載日:2024年11月06日

11月6日(水)に実施された出前授業のアンケートをご紹介します。


2024年11月6日(水) 安曇野市立堀金中学校 2年74名


講師:JICA


 


・講演を聞いて特に印象に残ったのは、タイで過ごした経験は、お金では買えない財産だと言っていたことでした。その中でも特に「一度、”外国人”になることができた」という言葉がとても響きました。そして私が質疑応答の時間に”外国人”というくくりで生きていて大変だったことは何か」と聞いたところ、日本人、外国人だから、こういう考え方をするんだと現地の人が言った時に、一人の人間として見てもらえず「日本人」というくくりで見られたことがとても苦しかったと言っていました。私もアメリカ人の父をもっていて、小学生の頃は、何度も「ガイジンだから」という理由で避けられたり、いじめられたりした中で、自分を自分としてみてくれないもどかしさを感じていました。私がハーフだという事実は変えたくても変えられないもので、自分で決めたわけではないのに、それについていろいろいじめられるのはとても苦しかったです。JICAの方は、現地の人々の言動に対して、日本というところで生まれ育って、様々な経験をしたからこその自分であり、「日本人」だからではないと丁寧に話し、少しずつ理解をえて、自分の意見や考え方も受け入れてもらえるようになったそうです。一人ひとりが、それぞれ違うことは当たり前であり、それだからこそ、いろいろな考え方や意見が生まれてくるのです。だから私もありのままの自分を受け入れて、人と対話をし、お互いの違いを受け止めた上で、交流したいなと思いました。私は、将来、JICAの方のように国と国、人と人との架け橋のような存在になりたいです。言語の壁、人種の壁、文化の壁を越えて、世界中の人々が手をとりあえるような世界になるためのお手伝いを少しでもしたいなと、この講演を通して改めて感じました。


・私が一番印象に残ったことは「日本の当たり前は外国の当たり前ではない」ということです。日本はこうだけど外国では違う。日本と外国だけでなく、日本人同士の当たり前、価値観も大切にしていけたらなと思います。最後に講演を聞いて、外国のことについて調べたりして、もっと興味をもちたいと思いました。


・お話や体験談を聞いて、詳しくタイのことを知ることができました。JICAとはどのような活動をしている組織か、タイと日本との生活の違いなどの言葉だけではなく、色々な事が違っていておもしろいと思いました。しかし、印象に残っているのは「日本の当たり前は外国では当たり前じゃない」ということを聞いて、全部”当たり前”と思っちゃいけないなと思いました。当たり前の日々をおくれるのは、そこでの環境や周りの人たちのおかげということを忘れないで、1日1日を大切にして生活していきたいです。


・私は小学生の時から個人的にJICAの海外ボランティアに興味があったのですが、英語が苦手だったため、自分には無理かなと思っていたので、今回の話しを聞いて、頑張ってみようかなという気持ちになりました。日本はジェンダー平等が遅れている(世界的に見て)というのは知っていましたが、自分自身はあまり遅れているとは思っていませんでしたが、タイの方々の価値観をお聞きして、そんな多様性社会は生きやすいだろうなと思うのと同時に、日本はまだまだ遅れていて、性の価値観にしばられているのが、とても恥ずかしくなりました。多様性社会を大事にしていきたいと考えました。また、日本人の常識を押し付けたり、意見をつっぱねたり、外国人や自国の人だからと決めつけて、接するのではなく、その人自身を見てあげられるような人になりたいと思います。また、自分自身をすぐに否定してしまう性格なので、これからは否定よりも新たな提案をえることを頭におきながら生活していきたいです。最後に、私なりのお金では買えない経験や思い出を作れるように頑張っていきたいと思います。


・海外に行くとやっぱり、日本人というくくりで見られて、個人で見てくれないことは辛いなと思ったし、言葉が違うので、思ったことを伝えるのはすごく大変なことだと思った。今日の講演を聞いて、もし自分のまわりに外国人が来たら、その国の人という見方ではなく、個人の気持ちや想いをちゃんと聞いて、交流をしたいと思いました。


・タイでの生活の中で日本人だからと言われてしまう時があったと言っていたが、私だったらとても悔しいし、嫌な気持ちになるなと思いました。でも、しっかり話をして、説得するのはすごいことだなと思いました。日本の当たり前は世界の当たり前とは違うということが分かったし、異国の文化や言語などを大切にしていき、尊重していきたいなと思いました。話を聞いて、JICA海外協力隊の仕事はとても大切なものだと思ったし、異国の文化や言語なども大切にしていきたいものだなと思いました。


・他国に行って、お金では買えない財産というものを感じることができたというのが、素敵だなと思った。タイの多様性を認めるという考えがとても素敵だなと思った。私はどうしても怖くて、不安で、海外に行きたいと思うことができないけど、勇気をふりしぼって、一度は行って、自国の考え・文化では得られなかったものを得てみたいなと思った。


・外国に行くことは、自分が毎日当たり前と感じていることが世界でみると、実はそうでないことを知れるきっかけなのだと感じた。全く違う文化を体験することによって、自分の国の見方が変わったり、新しい視点から世界を見ることができそうだと思った。考え方や捉え方が違うからこそ、他の文化について知ることが大切なのだと思った。タイでは、仏教が多くの人々に信仰されているため、多様性への考えが日本とは少し違うことを知った。仏教の考え方が多様性を認めることにつながっていることは、もともとの文化が、今のSDGsなどに自然とつながっているようですごいと思った。


・名前は知っている、聞いたこともある国でも場所だったり、特色や文化については全然知らないことばっかりで、これらを知るきっかけになった。また、過ごしてきた国が違うことで、今まで過ごしてきた国の文化や印象で決めつけられるようなことがあること、その考えを変えさせるにも時間がかかることに驚いた。慣れない言語での会話をすることの大変さ、それに慣れるために行ったことを聞いて、他の国の人とのコミュニケーションは簡単なことではないと感じた。今、日本に暮らしている中でも、地域による文化の違い(方言や食生活)について、たくさん感じているのに世界のさまざまな国を訪れた時に、どのくらい、どのようなところが、日本と違うのかを見つけることが訪れた際にできたら、楽しいだろうなと感じた。でも、この違いにもきっとたくさん大変なことがあって、その国の人になることができたら、いいのだと分かった。お互いの国を理解し合っていって暮らすのは大変だと思うけど、そんな中でも感じられる国の素晴らしさがあるのかなと思った。


・講演を聞いて、外国の人に自分の言っていることを理解してもらうことは難しく、大変だということが分かったし、世界というのはとても広いんだなと感じた。でも、諦めずに根気強く伝えようとすれば、相手が誰とかは関係なく、必ず伝わると思えたし、諦めないことの大切さを理解できた。自分達の当たり前を他の人に押し付けようとするのではなく、知ってもらうことが大切だと思ったし、他の意見を批判せず、より良いものにするために沢山提案することが、大事というのも深く心に刻まれた。今回学んだことは、これからの学校性格(特に生徒会)で活かせていけると思うから、常に頭の隅においておくことを意識したい。これまでの自分を振り返り、これからの自分をより良くするいいきっかけとなったから良かった。


・タイの常識と日本の常識の違いを知り、それぞれの国民の意識の違いを学びました。特に、性についての考え方の違いが、興味深かったです。日本では受け入れがたいことでも、タイでは受け入れられることもあるし、タイでは受け入れがたいことでも、日本で受け入れられることもあるんだなと考えました。それぞれの違いを受け入れ、理解することが大切なのかなと思います。日常生活にも活かしていきます。苦労を乗り越えた先の楽しみがやりがいになることもあるんだなと思いました。今回の講座では、たくさんのことを知り、学ぶことができました。自分の将来のためにも活かし、興味あることは自分でも調べてみます。