世界を変えるために目指す17の目標ゴール、
・・・実現なんて難しいんじゃないの?
・・・具体的にどうすればいいの?
とお感じの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
でも実はSDGsって、とても簡単なことから取り組めるんです。
「えっ、こんなこと?!」
きっと驚くでしょう。
私でも、あなたでも、誰にでも「簡単にできる」身近なSDGsの活動を、
1つずつピックアップしてお伝えしていきます。
ぜひ「今日から」SDGsの取り組みを始めてみてください!
<<今日のテーマ>>
「いじめが生まれる“狭い世界”から抜け出そう」
いじめ。
それは人間だけに起こる問題ではないようです。
2006年、魚類学者やタレントとして活躍するさかなクンが
朝日新聞に寄稿したいじめに対するメッセージが大きく注目を浴びました。
掲載から15年以上が経った今でも多くの人々を勇気づけています。
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(前略)
たとえば、メジナは海の中で仲良く群れて泳いでいますが
せまい水槽に一緒に入れたら、
1匹を仲間はずれにして攻撃し始めたのです。
けがしてかわいそうで、そのさかなを別の水槽に入れました。
すると残ったメジナは別の1匹をいじめ始めました。
助け出しても、また次のいじめられっ子が出てきます。
いじめっ子を水槽から出しても新たないじめっ子があらわれます。
広い海の中ならこんなことはないのに、
小さな世界に閉じこめると、なぜかいじめが始まるのです。
同じ場所にすみ、同じエサを食べる、同じ種類同士です。
(中略)
大切な友だちができる時期、小さなカゴの中でだれかをいじめたり、
悩んでいたりしても楽しい思い出は残りません。
外には楽しいことがたくさんあるのにもったいないですよ。
広い空の下、広い海へ出てみましょう。
(朝日新聞デジタル【(いじめられている君へ)さかなクン「広い海に出てみよう」】より引用:https://www.asahi.com/articles/ASH8Z517SH8ZUEHF00D.html)
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家庭、学校、職場、地域。
狭いコミュニティにいると、その世界がこの世のすべてに思えてしまいますよね。
でも、あなたからはものすごく強く見える人も
場所や状況が変われば、弱い立場になるかもしれません。
あなたが必死になって生きているその場所以上に
もっと、のびのびできる場所があるかもしれません。
今、誰も自分を見てくれていないと感じていても、
どこかに気にしてくれている人は必ずいます。
一生その場所でしか生きられない訳ではありません。
まずは、
・今あなたがいる「世界」はものすごく狭いということを知る
・自分が今まで知らなかった世界に目を向ける
こんなことから始めてみてはいかがでしょうか。
小さな行動も、みんなでやれば大きな変化になります。
ぜひ今日から意識してみてください!
■■■今日のゴール■■■
ゴール10:「人や国の不平等をなくそう」
ゴール16:「平和と公正をすべての人に」
ゴール17:「パートナーシップで目標を達成しよう」