信州大学教育学部附属長野中学校では、地域や企業、団体とコラボレーションし社会貢献活動を行う「あさひのプロジェクト」という学校独自のプロジェクトに取り組んでいます。今回NSP事務局では、パラスポーツの楽しさを伝え、障がい者と健常者の懸け橋となるような「車いすバスケイベント」を計画するチーム「ふみちーず」のサポートをしていきます。
■イベントを伝える広告を作ろう!
9/18に打ち合わせを行いました。車いすイベントのミーティングも3回目、イベントの内容も徐々に詰まってきました。
ここでは広報の打ち合わせ。前回ふみちーずのみなさんと打ち合わせした内容をもとにNSPメンバーが新聞広告の原稿案を作ってきました。
プロのデザイナーさん制作の3案のデザイン案を提出、出てきたデザインを見たメンバーは「おー」と驚きの声を隠せません。どれも方向の違う3案、メンバー内でこれがいい、あれがいいと議論を交わし、最後は多数決で表現が決まりました。
表現が決まったのであとは細かい内容、情報についてメンバー内で協議。更に完成度を上げて行く予定です。
■イベントの詳細を考えよう!
次はイベントの打ち合わせ。参考資料としてNSPメンバーから実際に行われたイベントの工程表が配られました。実際におこなれた大規模なイベントの資料、細かいところまで記載がされていて、ふみちーずのメンバーも驚きです。
「イベントの全体像を見るためにまずはタイムスケジュールを立てましょう」とNSPメンバー。時間軸の表に必要なやることを落とし込むとみんなが何をやるべきかを把握できるはずです。
誰が何をやるかを「時間軸」で表記すればたしかにイベントの流れが誰にでも分かります。
その後役割分担を決め、役割ごとのメンバー内でミーティングをすすめ更に詳細を詰めました。
■リハーサルをしよう!
10/5(土)、ふみちーずのメンバーが、11/9(土)に開催する「わくわく!車いすバスケ体験会」のリハーサルを行いました。信州大学車椅子バスケットボール部SEROWS(セローズ)に在籍する大学生もお手伝いに来てくれました。
時間になると事前に用意した受付の表示サインを掲示して受付開始。名前の確認や趣旨の説明を丁寧におこないます。
受付を済ませると体育館に移動です。参加者の体格に合った車椅子をセローズの方たちに選び、車椅子の操作方法を丁寧に教えました。
参加者全員揃った所で開会式、司会、主催者挨拶、準備体操などをみんなで協力しながら進行しました。
まずは車いすの操作に慣れてもらうために、追いかけっこやチーム対抗のリレーを行います。上手にまっすぐ走れる人もいれば、なかなかうまく操作できない人も…ふみちーずのメンバーも外から声を掛けながら、楽しく進行することができました。
続いて車いすに乗ってシュート練習!参加者の体力に合わせて高いゴールと低いゴールを用意。座ったままボールをシュートするのはなかなか難しそう…高いゴールにチャレンジした参加者もなかなか距離感が掴めなそうでした。
シュート練習の後はいよいよ試合です!各チームにはセローズの方が1名加わり、参加者が楽しめるように試合を運びます。シュートが決まるたびに大盛り上がり。慣れてくると少しずつスピード感がでてきて、時々車椅子同士がぶつかる音も。
ふみちーずのメンバーは、審判をしたり、試合の実況や応援などして一生懸命イベントを盛り上げました。
イベント終了後はセローズの方たちやNSPメンバーとイベント進行についてアドバイスや情報共有をしました。今回のリハーサルを経て、より一層イベント内容をブラッシュアップして、11/9の本番に望みます!