最先端の無線・通信技術を活用し、気象レーダーや河川管理システムの研究・開発など防災・社会インフラ事業も広く展開する日本無線。「逃げ遅れゼロ」を目的に県民の防災意識を高めようと、信州大学、信濃毎日新聞社、信越放送とタッグを組み、県内小学校を対象に「防災・ラジオ工作教室」の展開を計画しています。
例えば、災害はなぜ起きるのか、そのメカニズムについて講義す るのは信州大学。災害時の情報との付き合い方、デマに惑わされない正しい情報収集については、信濃毎日新聞社と信越放送が担当。ほかにもテレビ番組で活躍する気象予報士が登場し、天気予報を作ってみようというコーナーも。そして、ひときわ子どもたちの興味を引きそうなのが、日本無線が10年ほど前から全国各地で展開している「ラジオ工作教室」。災害で電気等のインフラが止まった際、最も頼りになる「ラジオ」を一から組み立てます。
本プロジェクトを通して「長野県を防災先進県に押し上げていきたい」と経営戦略本部。「そのための最初の要が『子どもたちへの教育』だと考えます。子どもは学んだことをすぐに実行する素直さがあります。お子さまをきっかけに家庭内に、そして地域全体に防災意識、防災への備えが浸透することを期待しています」としています。まずは長野県でモデルをつくり、全国展開も視野に入れているとのこと。災害に負けない街づくりが子どもたちの教育からはじまろうとしています。